このブログが掲載されるときには、ちょっと前のお話となる可能性がありますが、ここ数日、全国で雷の発雷がたくさん報告されています。雷は、私は、外で遭遇するのはさすがに恐怖を感じますが、建物の中で窓から観察するのは好きだったりします。確かに、落雷は危険なので、外での雷観測は気をつけてくださいね。
さて、雑学知識ではありますが、さらに、weather newsサイトの情報で事実関係を確認した上で、雷のお話をして見ます。
実は大学時代は、金沢に住んでいたのですが、いつもの夏の雷と異なり、冬の雷を多く体験しました。冬の雷は、雷おろしと地元では言っていたのですが、雷鳴とともに、霰混じりの雪が激しくふる様はすさまじいものがあり、冬型の気圧配置の時には、一瞬で車のワイパーが雪で動かなくなるほどの振り方をします。雷光は、降る雪や周りの雪原などに乱反射をし、視界がゼロになるほど周りが真っ白になります。夏の雷とは雰囲気が全く異なります。雷が鳴っているからと言って決してあつひであるわけではありません。むしろ強烈に寒いときが多いのです。そこで耳にしたのが、雷が、上から下に落ちるのではなく、下から上にのぼるというお話です。しかも、電気は逆だというお話を聞いたことがありました。
実際雷にどのような違いがあるのか、事実関係を確認したことなどを交えてお話をしたいと思います。夏の雷は、もちろん上空の冷たい空気と夏の日差しで温められた地上の熱の温度の逆転現象から、熱い空気が猛烈な上昇気流となって、上昇するとともに、雲が発生し、積乱雲となり、標高2000メートルあたりから雲が発生し、高さは60000メートルを超え,時には⑩万メートルにまでなる巨大なものとなります。この積乱雲の中央部分に氷のつぶができあがり、それがスレ上がり、雲の下の方がマイナスに、そして情報の高いところでプラスの電気が集まるようになり、マイナスの電気が、地面の+電気とつながるときに落雷が発生します。電流は、電子の流れですので、マイナスからプラスへ流れていくので夏の雷は、上から下に行きます。
冬の雷は、冬型の気圧配置で、既に地上は冷えているのですが、さらに冷たい寒気が特に大陸から日本海に流れていき、冷たい日本海の海を通るときに、相対的には、暖かくなる日本海の蒸気が上に登り、上昇気流となり、積乱雲が発生します。ここまでは同じなのですが、温度が低いこともあり、積乱雲は雲の底は600メートルくらい空はじまり、超常も2000メートルほどと低い雲となります。夏の積乱雲と同じように、雲の真ん中くらいで氷のつぶができ、そこでの摩擦で雲の下にマイナス、情報にプラスに帯電します。
どうも調べるところによると、雲の上の方が思いのほか低いところにあるため、少し背の高い建物では、上のプラスの電気と地上が反応して、地上の電子学もの上に持ち上げられるまさに上り雷が発生するそうです。だから、北陸では、雷が上にのぼるという現象が発生しやすいのだそうです。weather newsの情報では、スカイツリーくらいの高い建物であれば、夏の積乱雲でも上にのぼる雷は起こりうるそうですが、冬の雷は、ちょっとしたマンションですら、下から上にのぼる雷が発生するみたいなので、高い樹木への落雷も下から上の雷になる可能性もあるようです。
最近では落雷は、スマホなどの動画でも撮影できるようですのYoutubeなどにも落雷の動画が掲載されていますけど、是非、スローで撮影してみると良いかもしれません。北陸の雷は下から上に、そして、夏の雷は上から下にと違った動きをするという事が見て取れるかもしれません。
最後に、今回調べた中でもはっきりわからなかったのですが、冬の雷が人に直接落ちることはどうも少ないらしい…(夏は、もちろん頻度が多いわけではないものの相対的には人に落ちる報告が多いらしい)ということと、冬の雷は、夏の雷よりも常にではないけど、時に数百倍の威力があることがあるという電気製品へのダメージが冬の雷の方が大きいことの理由がはっきり載っていませんでした。人への落雷については、理論的なところの追求は難しいと思いますが、雷の力については、おそらくどこかにきっちりと説明した論文は存在するだろうと思いますが、そこまでは、追求しませんでした…ご興味ある方、どうぞお調べください…。
本日は、全く関係のない雑学のお話でした。