ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。インスタグラムも始めてみました。https://www.instagram.com/goma.ushi/

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

パソコンの構造の基本

以前のET-6800の話題の触発され、趣味活動が暴発しかけております。もちろん、時間の許すときに限定ですが…。と言いながら、職場のコンピュータを分解してしまいました。もちろん、これは、日頃ほとんど動かしていないこととともに、気道に異常な時間もかか…

敬意を以て受け入れる加齢ともなった認知機能低下

認知症と加齢に伴った認知機能低下は、一定の水準で違いがあります。認知症であれ、加齢現象であり、現役世代から見ると、様々な人生経験をして現在に至っている訳なので、大切に受容してあげる必要があると思います。ただし、私が人生の先輩のことを尊敬の…

プライドが邪魔をするコミュニケーション

突然ですが、私の父親が近日脊柱管狭窄症に対する手術を受けるという事となりました。既に歳は80を越え、手術に対するリスクも高く、さらに言えば、私の専門である、入院中のせん妄などのリスクもあったりします。 この脊柱管狭窄症の手術について父親から予…

今さらですが…マスクについて

このところは、梅雨寒の時期になりましたので、取り立てて問題とはならなくなりましたが、マスクをつけることによる熱中症のリスクについては、昨年の梅雨前あたりと今年もゴールデンウィークあたりにマスコミ等で話題になったと思います。マスクの必要性に…

規格争い

世の中には、様々な、統一規格というものが存在します。この規格というものが存在することで、多くの情報などを利用することができるようになります。今回は、私がかつてこの規格争いから負けてしまった製品を持っていたことを先日触れたET-6800の話題から、…

神々のお住まいご訪問

投稿する日は平日ですが、この記事を書いているときは日曜日です。今日はなぜか、今までにしたことのないことを…っていう感じで奮起して歩き回りました。スマートフォンで確認すると驚きの歩行距離となっていました。 歩行距離 決して早歩きや大股歩きをして…

Endeavor ET-6800に始まるパソコンの歴史 ーーー2ーーー

引き続き、ノスタルジックパソコンマニアの世界が繰り広げられます。ご了承お願いいたします。 ET-6800は当初は、音源もなく、ビープ音しか鳴らないというとても寂しいコンピュータではありましたが、初心者ながら発展していき、通常ならばWindows 95しすて…

Endeavor ET-6800に始まるパソコンの歴史 ーーー1ーーー

今回のお話は、あまりにもディープな古いパソコンのお話のため、大半の片がついていけないかと思いますが、お許しください。昨日のモバイルデバイスのお話に触発されて、書きたい思いが炸裂してしまいました。 Endeavor ET-6800とは私が初めて所有したパソコ…

スマートフォンのない1日

いつも通り、朝自宅を出て電車に乗り、そして職場に到着したところで、あれ!?なんと、スマホを自宅に忘れてきてしまったのです。私が普段持ち歩いているスマートフォンは、いわゆるプライベートのスマートフォンと職場の連絡用の法人からの提供されたスマ…

壁に耳あり障子に目あり

「先生、この前○○回転寿司で、たくさんのお皿を重ねていらっしゃいましたね。」 ある日の外来にて患者さんのご家族に言われたお話でした。私自身は全く気づきませんでしたが、見られているものですね。これがまさに「壁に耳あり障子に目あり」ですね。ただ、…

お酒と認知症

今日はお酒のお話をさせていただこうと思います。実は、お酒に関しては、いろいろと論文も投稿されているのですが、統一された見解がないところが面白いです。しかしながら、お酒を飲むと認知症になるのではないかという話題は、日常的によく登場する話題で…

フレイルについて考える

最近は一般の報道にもこの言葉が登場するようになりましたが、この言葉の意味は、加齢やその他身体疾患の長期的経過により消耗した状態で、体力がなくなってしまった状態を指し示します。東洋医学の世界では、未病(病気になる前の状態)を意識した分野でも…

抗精神病薬はやはりハロペリドールでしょう

本日のお話は、まさに「自論」です。だから、正しいと思って信じ込まないようにしていただきたいと思います。そして、さらに申し上げると、抗精神病薬のお話ですが、とても乱暴な簡便な分類をしてお話をしますので、異論を唱える方は多々いらっしゃるかと思…

寝不足の時の快適な座席に要注意

昨日、帰りの電車を待っているときにホームに終着の特急電車が入ってきました。私の利用している鉄道は名古屋鉄道という東海地方のマニアには色々と注目されている電車ではありますが、この特急には、特別車両があり、リクライニングつきの快適なイスが配置…

究極の爪切り

これはアマゾンから購入したものではありませんが、今までに経験したことにないほどの心地よさで爪を綺麗にすることができる爪切りの紹介です。 私の詰めている職場は、コロナ感染者の受け入れも行いつつ、自院もクラスターとなってしまい、色々と反省し、対…

習慣化することの難しさ

三日坊主の私もついにブログを2ヶ月続けることができました。折れてしまいそうになったことは、思いつくだけで4回ほどありましたが…我ながら、頑張った頑張ったと思いましたが、このはてなブログのサイトの他のブログを書かれている方々を見ると、ブログ登録…

幻視は実はあれに似ているのです ---2---

さて、今日は昨日に引き続き幻視についてのお話をしたいと思いますが、これは事例の紹介になります。この事例に登場する患者さんやご家族の方々には、貴重な事例として、いろんな場面で個人情報を特定されない形でお話しさせていただくことを快諾いただいて…

幻視は実はあれに似ているのです ---1---

昨日は幻聴について触れてきました。私の経験ではやはり幻聴と言えば統合失調症の方に多い症状という印象が湧いてくるのですが、幻視については、同じ幻覚と言われる現象ながら、統合失調症のほうではなく他の疾患をイメージすることとなります。今回はこの…

幻聴と言われるものについて

幻聴と言えば、代表的な統合失調症の症状として多くの方が聞いたことがある症状だと思われます。もちろん、幻聴だけが統合失調症の特徴ではなく、この病名が意味しているとおり、思考の統合性が失調しているような状態にあるため、思考が奇異な変化を遂げ、…

体の酸化防止対策

体の酸化防止対策と言えば、一体何を言っているんだろう…と言うところではありますが、そもそも酸化というのはどういう現象なのかというところから今日のお話は始まります。 酸化というのは、実際は生物の世界でのお話よりは中学校の理科などで特に化学の世…

動くときの勢いは大切だが…

「こんな職場ではもうやっていられない、転職だ!」と思ったことはみなさんないでしょうか?私たちの年代においては、この考え方に至るには、相当な状況的な背景が必要であったものの、現在の社会の情勢は、そこまで重たい壁が存在しているわけではないため…

新しい発想は事業に繋げられるか?

時々、ぼんやりと物思いにふけっているときにとっさに思いつく事柄というのは、とても斬新な発想であることも多く、この斬新な考えが、新しい事業につながったりすると、その事業は、きっと成功するのではないかという思いになります。もちろん、「必ず」う…

早起きは三文の徳

連休も明け、再び夏のお休みに向けての間頑張らないといけない仕事の日々が続きますね。次の祭日は、7月の海の日(詳細はよく分かりませんが、オリンピックに合わせて確か連休化させるのでしたっけ?)。ゴールデンウィークのあとの祭日が7月の下旬までない…

連休明けのリズムに注意

この話題については、新年度に新しい環境におかれた方へのメッセージといった方が良いでしょう。以前にも新年度に意気込んで頑張った1ヶ月のあとに訪れるゴールデンウィーク後の倦怠期について注意を促したと思いますが、まさに、ゴールデンウィークが終わっ…

家で過ごすときの贅沢

ゴールデンウィークは、自宅で過ごす時間が多かったのではないでしょうか?確かに、緊急事態宣言、蔓延防止対策などの他、地域で外出自粛を言われている中、隙間を縫って外出することに、若干の罪悪感を伴ったのではないでしょうか。 私はお休みが続くときは…

オンライン診療の可能性

大阪における緊急事態宣言とともに医療崩壊については、日々マスコミでの報道を賑わっていますが、その中で、コロナ感染症で具体的な症状が伴っている方に対してオンライン診療についてのことが時々報道されるようになりました。 オンライン診療については、…

考えることはみな同じ

普段私が通勤で利用している電車は、JR高山線と名鉄です。JR高山線は、岐阜県を縦断し途中に温泉地の下呂や観光地である高山を経由して富山につながっている路線です。東海地方に在住でない方でも気づくかと思いますが、普段はとてもローカルなのどかな電車…

多剤併用療法の作り方

厚生労働省の指針では、一人の患者が5種類以上の薬物療法を受けることを多剤併用療法(ポリファーマシー)と定義づけされており、保険診療においても減算されるようになっています。この多剤併用療法については、一人の担当医でも作り上げてしまうこともでき…

バイリンガルは認知症の進行は遅いのか?

こんな感じの文献を目にしました。バイリンガルそのものがとてもうらやましい言葉でもありますが、それなりの努力が必要なもので、認知症そのものは、この脳を使うことを頑張っている人は、仮に発症をしたとしても、症状が顕在化するまでに相当時間かかる(…

逆必ずしも真ならず

中学校の数学の証明問題などで登場する言葉の一つに、「逆必ずしも真ならず」があります。これは、世の中の思い込みなどに対する警鐘を鳴らしている意味でもあると最近思うところがあります。最初の頃に書きました、デマ情報などに惑わされないと言う視点で…