ごまウシの頭の体操

認知症、緩和ケアなどが私の仕事の専らですが、これらに限らず、私が得た知見を広く情報発信したいと思います。インスタグラムも始めてみました。https://www.instagram.com/goma.ushi/

スマホケースの特徴

 知っている方もおられるでしょうし、痛い思いをされた方もおられるでしょう。しかし、ついつい、うっかりがあるんですよね。その注意すべき事に、今のスマホケースがあります。

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スマホケース

 これは一体?

 実は、これは、私のブースに引っかけてあるホワイトボードにくっついているスマートフォンです。アイコンから13日に撮影したことがばれてしまいますが、ホワイトボードにくっついているのです。

 なぜくっつくのでしょう?これが、スマホケースの注意すべき所なのですが、これは、磁力でくっついているわけです。スマホケースはふたをすると、スリープにしてくれるようなとても便利なケースがありますが、その種明かしとしては、この磁力な訳です。この性質については、知っている方は知っていると思いますが、まさか、本体をしっかり鉄のボードにくっつけてしまうほどの磁力を持っているという事は知らない人がいるかもしれません。

 これが、実はとても危険なんですよね。カバンの中に補遺って入れておいた場合には…。

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通帳

 次の登場したのは、預金通帳です。どの銀行参加は明白ですが、それはどうでもよく、それよりも、通帳には通常ついているこの黒いバンド…これが何を意味するものかをご存じでしょうか?

 詳細は知りませんが、このバンドにおそらく、バンドの横に念のため黒に塗りつぶしてある、通帳の発行番号(?)みたいなデータが記録されていると思われます。ATMに通帳を入れると、これを機械が読み込んで、記帳したりすると思われます。

 そしてこの黒いバンド…昭和時代のアイテムを詳しくご存じな方だとピンとくるとは思いますが、VHS、カセットテープなどでおなじみの磁気テープなんですよね。

 

 さて、この通帳と、スマホケース、そばにあったらどうなるでしょう?

 答えは、経験者奈良、即答できるはず。データ吹っ飛びます。

 

 この通帳は、残念ながら、ATM似入れても読み込んでもらえません。そう、このスマホケースにやられてしまったのです。それも、あからさまにやらかしました。

 

 用事があって、通帳に記帳をしなければならないことがあって、お出かけし、帰ってきたときに、机の上に通帳を置き、無意識にその上にそろえてあのスマホをボンと置いて、そのまま半日…。

 翌日通帳を機械に入れたら、エラーが飛んでしまいました。

 磁石をカセットテープにくっつけたりして遊んだことがある方なら分かりますが、簡単にデータを飛ばすことができます。しかも、ホワイトボードにこれだけしっかりくっつくだけの磁力のあるマグネットであるならば、通帳の時期バンドなんてたやすく破壊してくれます。

 

 通帳をATMに入れて、エラーで返されたとき、何??と思いつつ、机の上にスマホと重ねて置いていた姿を思い出し…「やっちまった」と。

 

 みなさん、スマホケース、本当気をつけてください。精密機械の表面を磁石で包むようなケースがスマホに害を与えない不思議さもありますが、とにかく、このような磁石の入っているケースがたくさんあります。購入前にきちんと気づける場合と、全く気づけない場合ともありますので、スマホケースは、磁力を帯びている可能性があると、認識しておくと、よいと思います。

 

 磁気式のカード類…気をつけてくださいね!

 

 ちなみに、これは、この記事を書いたあとに気づいたことですが、写真にお振込券が2まいスマホケースに収まっていますが、あれも磁気カードなので、機能不全となっていました。あらら…。

 

 

そろそろ控えるべきでしょうか…。

 既に職場からは、控えるような指示が発令されましたが…

 みなさん、外食については細心の注意を払っていますか?

 早く、来ながらに、のんびりと外食できたらと思うところではありますが…。そんなことを思いながら、仕事から帰ったあとに喫茶店に立ち寄っています。

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喫茶時間

 喫茶店やカフェで、調べ物や書き物をするのは学生時代は、周りの音が気になり集中できなかったのですが、最近は、不思議と自宅でリラックスしてよりも集中できるようになりました。自宅だと、そのままだらけモードに入ってしまいます。職場でも…眠くなる…。

 なぜ、このように血糖値を上げておきながら集中できるのでしょう?

 本来は消化管に血液が集中して、脳の血流は低下して眠たくなるものですが…。血糖値は、脳の活動には重要とは言え…こんなトーストを食べているようでは…。しかもウインナーコーヒーを本日は頼んだので、生クリームの高カロリー…ごまウシは体積増大中…。

 

 外食のお話に戻りますが、ファミレスから居酒屋、そしてカフェ、ファストフード店などなど様々なジャンルのお店がありますが、飲食店は、どこも楽しい時間を過ごす場所だと思っていたりします。なのに、最近は、コロナウィルスなんて言うものが、この憩いの場所を破壊してしまっているような…。

 オミクロン株、まだまだ、確信が持てませんが、最終的なコロナ風邪に戻っていただきたいものです。風邪が流行している程度ならば、個々まで、飲食店を苦しめなくてもすむわけだし、それに、風邪を防ぐのは、みなの共通認識でカバーできるはず。そして、飲食店だって、健康な人が楽しいひとときを過ごすために気持ちよくサービスが提供できるもの。

 

 コロナめ!ダウンしてしまえ!

 なんて、思うごまウシは、食欲を抑えられず、食べ続けるのであった。

 

 

 

運動が認知機能の改善につながるか?

 年齢を重ねていくと、徐々に認知機能が低下する事を加齢に伴った認知機能低下と言っていますが、加齢現象であるにもかかわらず、検査場は認知症となってしまうことも多々あります。

 また、アルツハイマー認知症などのように、いわゆる病気としての認知症の方もおられますが、初期の段階では、日常生活に大きな支障を来さない状況があります。

 加齢に伴った認知機能低下、初期の認知症の状態…細かいことはさておき、MCIと言っております。MCIはmild cognitive impairmentと言う英語の略で、日本語訳にすれば、軽度認知機能障害となります。

 MCIの状況で保つことが出来れば、たとえどれほど忘れっぽくても、生活にはさほど大きな支障を来さない状態で生活をすることが出来ます。如何にしてこの状態を保つか、あるいは回復させることが出来るか…この研究が色々と重ねられています。

 

 「うわさ」では、運動がよいと…

 なんとなく、確かに…と思われるところですが…。

 

 これがなかなか証明が難しいのです。

 

 最近目を通した論文でもその難しさを書いたものがありました。

 

 まず、軽度認知機能障害という診断をメモリークリニックなどで診断受けた後で、非薬物治療として、週4回、運動施設へ来ていただいて運動を行うというプログラムを組みます。期間としては18ヶ月間です。

 言い換えると、約1年半の間、週4回のフィットネス通いを続けてくださいというものです。続けられた人が、どれくらい効果的だったかという事なのですが…みなさん、続けられますか?

 

 これはあくまで、この論文が規定した運動の一つのプランではありますが、なかなか…難しいですね。

 

 このプログラムの難しさは、例えば、シンプルに薬物療法を行わないという事も含まれているだけでなく、そのプログラムを継続させることが難しいことも意味します。

 続けるためには、それだけの送迎が必要だったりしますので、その点では、とてもハードなことなのです。

 なんと半分が脱落するという狭き門の研究となるため、結果がなかなか出なかったりします。

 

 この論文では、結果を出すことの難しさで結論づけていますが…。

 やっぱり…効果があって欲しいですね。

 

 ちなみに、週4回のフィットネスにしっかり通うことができると言うだけでも、かなりのバイアスがかかっているところがあり、それだけアクティブティが高いひとは、日常生活の活力もとてもよいため、結果的には認知機能の低下は、起こりにくくなってくることが言えます。

 なかなか…運動がよいとは言うけど、証明しろとなると難しいものですね。

 シンプルに、運動は楽しめると、心地よいので、証拠はなくてもオススメですね!

 

出典;The Journal of Alzheimer's & Dementia, Volume 17 Issue 11,

 

 

p1808-1817

仮想通貨不穏な動き

 年末に、仮想通貨に手を出しました…などという報告をさせていただきましたが、年末から年始にかけて、仮想通貨はダイナミックな動きを示していました。

 株式などの動きと異なり、先読みが難しいという事で、意外とハイリスクだよ…などと聞いておりますが、年末年始にかけては、それを実感とさせるような動きとなりました。

 

 年末から年始にかけては、詳細は分からないのですが、とても強い売り傾向があるとのことで、仮想通貨の価格がガタガタと落ちる傾向があるようです。普通に10%以上の乱高下を認めていました。

 

 あまりの下落の目立つ動きのため、怖くて触ることが出来ないまま、放置状態が続いていましたが、1万円投入した、総資産が、8528円と1500円近く暴落していました。動かさなくてもこれだけ動くという恐ろしさがありますよね。

 有名なビットコインにおいては、1コインが550万円弱という年末のお値段が、今では、490万円程度にまで下落しており、1コインだけで下落しているのを見ると、博打っぽさを感じます。

 

 仮想通貨は何かと、不明な情報もあったりすることもあり、動きの読みというのは難しいものはありますが、今は静かに見守るところでしょうか。

 

 ごまウシのマネーゲームは、果たしてこれからどうなるでしょうか?

 

 

マスコミ様、裏とりをお願いします。

 昨日は、毎週ではありますが、外来診療を1日中行う、火車状態の日となっていました。忙しいという事は充実していること、そう解釈をして、充実感をさらに増強するようにしています。

 さて、個人情報でもあるため、淡く触れることとなりますが、通院の時には、外来の特性上、ほぼご家族同伴をお願いしているところがありますが、熱心なご家族も多く、病気のことを一生懸命調べたり、マスコミ情報を得たりと、私も日頃の勉強を怠ると油断ならない状況になりかねないと言った脅威を感じることがあります。

 そういう点では、インターネットに限らず、テレビなどの報道も、かなり専門性の高い情報を提供してくれているなと実感することがあります。

 多くの場合は、その筋の専門医を招いて直接お話をしていただく場合が多いかと思います。所属している学会の主とも言える方々も登場していたりするのですが、少なくとも知っている方々は、新しい情報については、相当に慎重にお話をされていることが多いような印象がありますが…。

 なぜかどこをどう間違えたのか、「いやいや、それについては、一部の論文で、検証を始めたにすぎなくて、実際に診療で行うことのできるようなものではない」なんて説明しないといけないほどのぶっ飛びの情報が当たり前のように外来で出来るかのようなことを主張され、求められることがあります。

 認知症という病気は、進行したがんと同じように、完治が難しい疾患です。ご家族はみな、和良をもつかむ思いで必死に情報を集め、なんとかいい案がないか、担当医に提案をされます。その気持ちを考えると、「実際はね…」などと説明するのはとても心苦しく感じます。

 

 こんなことから、一言マスコミ様申し上げておきたいことがあります。治療が難しい病気についての情報提供は、治療の選択をご本人およびご家族が知ることとなるため、とてもすばらしいことで、担当医がふっとぬけていた場合に、とても重宝する情報となります。

 しかし、その情報については、かなり慎重に裏取りをしておく必要があります。最も良く耳にする情報としては、あくまで「治験」段階であって、保険診療で認められていないものが、まるで当たり前のように行われているような情報として伝わっていることがあります。もちろん、必死なご家族の思いから、そのあたりが抜け落ちてしまっていることもありますが、誤解を招くような情報提供が行われている可能性もあります。

 

 まだまだ、医療は進化を遂げていくことでしょう。AIが多くの病気の診断を行うことの出来る時代も決して遠くない未来の事だと思います。血液検査だけで、あらゆる病気が分かってくる時代もあるでしょうし、さらにAIと組み合わせれば、治療方針まで、決まってくるかもしれません。

 ただ…まだまだです。

 マスコミ様、新しい情報は、取り扱いを特に慎重にしていただきたく、思いますのでよろしくお願い致します。

 

 

転倒

 私たち、高齢者の方の入院などを対応をしていると、この言葉でいつも悩むことがあります。

 年齢を重ねていくと、筋力の低下、平衡感覚のブレから、バランスが悪くなり転びやすくなることに加え、反射神経の低下から、とっさの動作ができなくなると言うことで、転倒が増加します。

 転倒の仕方も、反射神経が低下することで、転んだ際に防御のための手が出るのが遅れるため、顔をぶつけたり、頭をぶつけたりすることが増えてしまうわけです。

 さらに尻餅をつくにしても、腕を突き立てることが遅れるため、大腿骨に直接のダメージが伝わり、大腿骨頸部骨折などの骨折が多発してしまうこととなったりします。もちろん骨密度が低下しているため、さらに骨折リスクも高まります。

 さらに頭蓋内においても、脳萎縮により、硬膜の下に存在する静脈が、引っ張られているため、揺さぶられると血管が破綻しやすくなり、硬膜下出血のリスクが極めて高くなります。もちろん抗血栓療法を受けていれば、もっと可能性が高くなります。

 

 このように、高齢者の転倒は、大きなけがにつながることが多く、さらに言えば、そのけがを契機に、自立度が一気に下がってしまうことも多々あります。

 

 加えて、認知機能が低下している場合には、危険回避能力の低下も認められ、さらに危険となります。危険回避能力の低下は、いわゆるバランスの悪いところで立ったりのぼったりすると、ふらついて転んでしまう恐れという事が察知できなくなることです。

 通常ですと怖くて、のぼらない、テーブルの上などに当たり前のようにのぼって、高いものをとろうとしたり、ベッドの上に立ち上がって、歩いてしまったりと…。

 

 このようなことが起こるため、医療の現場では、「抑制」というものが登場することとなります。抑制をしていれば、当然、転倒する機会を奪い取るわけですので、転倒のリスクは一気に低下します。

 

 さて…これでよいのかと言えば、もちろん、そんなわけには生きません。

 抑制というのは、当然、当事者の自由を奪い取るものです。とてつもないストレスがかかり、自由を奪うのは人権の侵害でもあります。さらに言えば、抑制をすると、活動が低下するので、さらなる筋力の低下を導いたりするわけです。

 

 そして、抑制の悩ましいことは、このような抑制をする事による弊害だけではありません。抑制解除のタイミングが計れなくなることです。

 抑制は、転倒のリスクが高いことから開始するわけですが、果たして、転倒リスクは解消するでしょうか?

 

 そうです。転倒リスクが解消することなどないわけです。リハビリを必死に行っても抑制していれば、活動量が低下するため、筋力は低下します。リハビリの効果が半減します。そうすると、筋力の回復が図れず、リスクの解消にはつながりません。

 認知機能の低下による危険回避能力の低下は、残念ながら、回復することはありません。

 結論からすると、抑制解除のタイミングが全く見出されることなく、エンドレスの抑制につながってしまうことが多々あります…。

 

 転倒と抑制、表裏一体の悩ましい実態ではありますが、抑制を行わないように取り組むと、どうしても転倒が増えてしまいます。当院では可能な限り転倒をしない方針をとっていますが、やはり…顔にアザがあって、転倒が発覚…などという報告がどうしてもなくなりません…。

 

 介護施設では、さらに抑制自体が禁じられているため、そして、スタッフの数の制限のため、さらに転倒を防ぎきれない実情があります。とても悩ましいところです。

 

 何かと、お叱りを受けてしまう転倒ですが、ご本人も好きで転んでいるわけではない事もありますし、防ごうとすれば、行動抑制…

 難しいですね…。

 

 水の中で生活していれば…無重力で生活していれば…などと無理なことを想像してしまう今日この頃でした…。

 

 

神々のお宅巡りVol.58

 今回からタイトルから「定期圏外」を外しました。この言葉は、元を正せば、定期券のルートの神社巡りを始めたところから、そのルートを越えてから、「定期圏外」と名付けていましたが、今や、定期券の圏内であろうが圏外であろうが関係なく動いているため、「定期圏外」はもう不要という事で、今回より、タイトルから削除しました。

 

 今回は、初詣の流れではありますが、岐阜県各務原市にある手力雄神社を訪れました。実は、近所に同じ名前の神社がありますので、2カ所とも訪問してきました。

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手力雄神社(那加)

 こちらの神社の方が有名ですが、藁葺き屋根のお社が特徴的で、まだまだ初詣のお客様はたくさん来られていました。

 一方で、もう一つの神社は、閑散としていました。

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手力雄神社(長森)

 敷地は、同じくらいの大きさではありましたが、とても静かです。しかしお社は、なかなかのゴージャスさ。ちなみに、こちらのお客様の少ない手力雄神社は定期券内の神々のお宅巡りの中で登場はしているのですが、御朱印が頂けずがっかりしてしまったところでもありましたが、今回は無事授かることが出来ました。

 二つの手力雄神社をお邪魔した後は、人出が多すぎてお邪魔できなかった、加納天神、金神社、伊奈波神社などを訪問して回りました。

 最後に一気に、初詣御朱印お見せ致します。

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御朱印(那加手力雄神社

 シルバーの虎様が印象的

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御朱印(長森手力雄神社

 なんとなく、お古な雰囲気の御朱印。以前頂けなかっただけに貴重な御朱印

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御朱印(加納天神)

 日常の御朱印に初詣の印がはいっています。

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御朱印(金神社)

 さすが金神社は、ゴールデンな初詣御朱印になります。それとなく描かれている虎の顔がとても穏やかに見えて、ほっこりしますね。

 

 伊奈波神社と柏森神社は日常と変わらずでしたので、またの機会に頂くこととしました。因みに、先日溝旗神社の御朱印は頂いたものを載せてあります。

 

 最後に金神社ですが、さらに切り絵御朱印というものがありました。

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切り絵御朱印

 この御朱印の鳥居とお社は、全て切り絵で穴が開けてあります。下地に黒い紙がセットになっており、御朱印帳には、黒い紙を貼った上に、この切り絵御朱印を遙か達にしました。白い紙の上に貼ると切り絵がわかりにくくなります。とても芸術的な御朱印でした。

 

 本年も、時々お邪魔致しますのでよろしくお願い致します…。

 こんなことを申し上げて回りました。